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2017/01/23 00:48

こんばんは、Directorの津村です。

今回はQRAFTSブランドの「押し花」について書こうと思います。

QRAFTSのコンセプトである “四季の移ろいを丁寧に愉しむ暮らし” を一番身近に感じていただけるプロダクトはこの押し花かもしれません。
普段気にも留めないようなアスファルトの隙間や道端で懸命に生きている草花。
ふとした時にこの草花の美しさや力強さに驚きや感動をおぼえた経験がある方は多いと思います。
その美しさや力強さをそのままフレームに閉じ込め、暮らしの中で愉しんでいただきたいと考えたのがこの押し花になります。

台紙を挟んでいないこのフレームの背景となるのは空間です。
窓際に飾れば窓から見える景色が背景となり、壁に飾れば壁の色が背景となり、食卓に飾れば家族の笑顔が背景となります。
使う方の暮らしそのものがフレームの背景となり、永く愛される存在になってくれればという願いを込めています。

そして、このフレームは表裏の両面を使う事ができるようにしています。
押し花の色は永遠ではなく、時と共に変化していきます。押し花の変化に合わせフレームも変えられたらと思い、表裏で材や色の差を付けました。

指物と呼ばれる材と材を差し合わせる技法や漆塗りなど、数多くの工程を必要とするこのフレームですが、全ての工程を長崎の一人の木工作家の方に作って頂いています。
使うほどに細かい点まで作り手の気遣いが行き届いているのを感じて頂けるはずです。

私が作っているのは柳川周辺の草花の押し花ですが、皆さまの周りにはその土地にしかない美しさをを持つ草花があると思います。
この押し花のフレームがあることで、身近にある四季折々の草花の美しさを愉しむきっかけになってくれればとても嬉しく思います。

津村 優